幕末維新の暗号 [歴史]
2007年7月14日放送
評価:4.6
出版社からのコメント
著者のもとに読者から実際に寄せられた「写真」をきっかけに、本作は着想された。
「写真」とは、幕末ファンなら誰もが知っている「幕末志士全員集合写真」、通称「フルベッキ写真」と呼ばれる一枚。そこには龍馬はおろか、西郷隆盛、勝海舟、高杉晋作、岩倉具視、大久保利通、伊藤博文、大隈重信……明治維新の主役たちが一堂に会し、中央には外国人親子が陣取っていた。
志士の全員集合などありえない。普通はそう思う。ところが、文献や古写真など史料との照合を重ねると、一人、また一人と被写体の「正体」が判明してゆく。誰が写っているのか?
そして「外国人」フルベッキが、明治新政府に絶大なる影響力を有していたという事実と、あぶり出される幕末史の歪み。果たして、一枚の写真には明治新政府が隠した「維新の暗号」が塗り込められていた……歴史ファンが瞠目するノンフィクション・ノベル。
歴史のなかの邂逅 [歴史]
焼刃のにおい [歴史]
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風は山河より [歴史]
お世継ぎのつくりかた [歴史]
2006年12月2日放送
評価:4.6
お世継ぎのつくりかた―大奥から長屋まで 江戸の性と統治システム
- 作者: 鈴木 理生
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2006/09
- メディア: 単行本
内容(「BOOK」データベースより)
性と子造りから読み解く徳川二百六十五年。多くの子どもを存分に活用した家康。大奥“お世継ぎ戦争”負の遺産。女系相続の「農工商」。お妾という習俗の本質…縁組と後継ぎから迫る江戸の統治システム。